Benny Green(P) ベニー・グリーン

~Art Blakey& Jazz Messengersから出現した最もエキサイティングでスイングするハード・バップ・ピアニスト。彼の指先にはJAZZの歴史がこめられている~

1963年NY生まれ。バークレイ(カリフォルニア)で育ちテナーサックス奏者である父の影響で7歳よりクラシックピアノを始める。父のレコードコレクションから特にチャーリー・パーカーやセロニアス・モンクを傾聴し、そのインプロビゼーションをコピーして学んだことは彼のジャズ人生の中では重要な時期であった。1982年NYに移ってからは、その飽くことのない探究心や意欲は、ウォルター・ビショップJr等に支えられ才能が磨かれていった。

1987年、Art Blakey&Jazz Messengersの一員となり、それを機にフレディ・ハバート・クインテットのピアニストに抜擢された。1993年にはオスカー・ピーターソンに推されトロント市のグレン・グールド賞を獲得、オスカー・ピーターソンの後継者としてレイ・ブラウン・トリオのメンバーに参加。以後の活躍はめざましくジャズ史に残る巨匠たちと共に演奏し、又リーダーとしてJAZZの伝統を守るだけではなく飽くことのない探究心・意欲を持って先陣をきってJAZZの進化につとめている。