官能的に、あたかも魔法をかけるように語りかける
人の心にある、ある種の曖昧さを暗示する
ピアニストの母親の胎内にいる時から、そして生まれてからも、母親の音楽に触れて育った。 バイオリン、ハープ、オーケストラ、そして聖歌隊と子供の頃から体験するうちに必然的に音楽が彼女の唯一の道となった。 16才の時より、ベースに熱中し、高校時代にはベーシストとしてモンタレー・ジャズフェスティバルのピックアップメンバーとしてオーストラリアで公演。 大学では、UCバークレー・ウエンズデーバンドのメンバーとして活動した。 |
バークレー音楽院でベースを学んでいる時は、プロフェッショナルに歌うことになるとは思いもつかなかった。 「私自身の中に生まれたアイデアを、インプロビゼーションする時、ベースの演奏ではなかなか伝えられないことがある。頭の中で浮かんでいるものを私の指はベースの上で、それを すぐに発見することは出来ない...」 「練習の時、いつも欲求不満を感じてしまい、ついには ベースのソロのところを口ずさんで歌ってしまうのです...。」 キューバのハバナ大学に短期留学して音楽とダンスを学んだ後、デビッド・フリーゼンのベースワークショップを受ける為にポーランドへ移ってからは、彼から多くの事を学んだが、一番、画期的で価値のあったことは作曲をするよう勧めてくれたことである。 やがてデビュアルバム「Belinda Uncurling」を発表し、たちまちに話題を集めた。 多才なボーカリスト、 ベリンダはこのアルバムでジャズ・スタンダードの他にオリジナルの曲を既に6曲も披露している。 |
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