Ron Carter(ロン・カーター)
ベース
60年代、マイルス・デイビスのモードジャズを支え、以後、V.S.O.P.、グレートジャズトリオなど、名実ともにジャズ界の中心にあり続ける巨匠。
1937年、ミシガン州出身。バッハ音楽に傾倒し、初めチェロを習い、のちにコントラバスに移行しクラシックの奏者を目指して猛練習する中、人種の差別などがあり、ジャズベーシストとして活動を開始する。1959年、チコ・ハミルトンのグループでプロデビュー。ポール・チェンバース、レイ・ブラウン、サム・ジョーンズといったベーシストのマエストロとの交流の中で、自己のスタイルを確立し、キャノンボール・アダレイ、ボビー・ティモンズなどのグループに参加。その柔軟で奔放なプレースタイルが、折しもモードジャズの表現を模索していたマイルス・デイビスの目にとまり、ポール・チェンバースに代わるベーシストとして登用される。1960年代のマイルス・デイビスの音楽の屋台骨を支える重要な役割を果たした。
70年代には、ハービー・ハンコックによるV.S.O.P.クインテット、ハンク・ジョーンズのグレート・ジャズ・トリオのメンバーとしてジャズ界の中心的役割を果たしてきた。
又、ピッコロベースという新楽器を開発し、ソロ楽器としての可能性を追求した。
近年、自己のトリオ、及びビッグバンドを結成し、まさにJAZZの王道を歩み続けている。
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