Jon Faddis (ジョン ファディス) /トランペット
他を圧倒するハイノート。
そしてそれに続く思慮深いメロディ。
”He’s the best ever, including me.” と、ディジー・ガレスピーに言わしめた!
1953年オークランド生まれ。7才の時エド・サリバンショーに出演していたルイ・アームストロングに強い刺激を受けてトランペットを手にする。3年後、ビル・カタラノからディジー・ガレスピーの音楽を徹底的に指導される。
そして15才の時、ディジー・ガレスピーと話をする機会(モンタレージャズフェスティバル出演)を得てから以後、30年にわたり2人の友情は深まっていった。
高校卒業前17歳の時、ライオネルハンプトンバンドのツアーに参加し、そのままニューヨークに移り住む(1971年)。まもなくサド・メル・ビッグバンドの花形プレーヤー(4年間)として活躍し、同2月、チャーリー・ミンガスコンボで、ロイ・エルドリッジの代役として演奏し、一躍スタープレーヤーとなった。
この40年間、デューク・エリントン・カウント・ベイシーバンドのディレクターとして、同様に、ギル・エヴァンス、そしてディジー・ガレスピーバンドで活動してきた。
ガレスピー生誕70年記念バンド、グラミー賞受賞ユニオン・ネーション・オーケストラを経て、ディジー・ガレスピー・アラムナイ・オールスター・バンド(1997~2004年)、カーネギーホール・ジャズバンド(1992~2002年)、そして自身のオーケストラ(2003~)の音楽監督として現在のジャズ界に貢献し、又、ディジー・ガレスピーの文字通り後継者として君臨している。